医療におけるナラティブとは?看護師のナラティブレポート

ナラティブとは物語のこと。医療現場にはいくつかのナラティブの名の付くものがあります。ナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)、ナラティブセラピー、ナラティブ研修などです。

NBMは、患者が語る物語を聞くことで患者が抱える問題をあらゆる要素から把握して治療方法を考えることを言います。従来のエビデンス(科学的根拠)に基づく診断を重視した医療では患者の満足度が上がらなかったことから発生した考え方です。

PTSDやアルコール依存症、アダルトサバイバーなどの治療法としてナラティブセラピーというものも用いられています。

また、病院内での看護師の勉強会などでナラティブ研修などと言う場合には、看護師が体験した患者さんやご家族との看護体験や自分の思いなどを語ること、またはそのストーリーの内容を言います。
定期的にナラティブ発表会を行ったり、冊子にまとめたりしている病院もあります。看護師の体験・思いを共有することは思いのほか多くを学べるのです。また、やりがいを再確認する場にもなるでしょう。
実際のナラティブレポートを載せているホームページもあります。

香川県立白鳥病院の院内ナラティブ
http://www.pref.kagawa.lg.jp/shirotoribyoin/kanngobu/narative.html

東邦大学医療センター大森病院の看護部レポート
http://www.kangoshinomado.com/student/kangobu/toho-omori-narrative.php