7対1看護体制の勤務環境と問題点

7対1の看護体制というのは、簡単に言うと入院患者7人に対して看護師を一人配置するというもの。他にも10対1、13対1、15対1があり、看護師の配置人数が多い(7対1)病院の方が、高い報酬が得られる仕組みになっています。

看護師一人当たりが看護する患者さんが少ないというのは、それだけ手厚い看護が受けられるということ。集中治療などが必用な重症患や緊急性の高い疾患を受け入れている病床に対する優遇策として2006年に新設されたのが7対1です。

看護師の多い病院が多くの収入を得るのはいいことだと思うでしょうが、待遇の良い大病院に看護師が集まり、病院間の格差を生んでしまいました。中小の施設で看護師が不足してしまったのです。また、多くの病院が7対1の看護体制を実現するために、看護師のシフトを増やして無理を強いる結果となってしまいました。
中には、医療報酬の高い7対1を維持するために年休もろくに取れないような病院や、閉鎖に追い込まれる病棟も。

現場で働くスタッフとしては、忙しくなるだけの制度なので止めて欲しいと思うかも知れませんが、それによって現在の給与などが維持できているということも忘れないようにしましょう。

もし、あなたの勤めている病院が、中小規模にもかかわらず看護師の総数が増えていないのに無理に7対1を維持しようとしているのなら、他の病院へ転職することを検討した方がいいかもしれません。